もも生育順調で高品質な仕上がり 主力品種出荷にむけ目揃会

JA松本ハイランド
見本を手に取って確認する生産者
見本を手に取って確認する生産者

JA松本ハイランドもも・なし部会もも専門部は7月23日、ももの主力品種「あかつき」など中生種ももの収穫を前に、管内4カ所で目揃会を開いた。今年は春先の凍霜害もなく、その後温暖で推移したことや適度な雨によって色づきもよく生育は順調。糖度も高く高品質に仕上がっている。
松本市の今井果実共選所で開いた目揃会には生産者14人が出席。同JAの販売担当者が販売情勢について報告し、最需要期である盆にむけた出荷を呼びかけた。また、同JA営農指導員が出荷規格表をもとに、見本のももを使いながら大きさや熟度、色、果形といった8項目の出荷基準を説明。今後高温により一斉に熟度がすすむ可能性があることから、反射シートの設置や採り遅れに注意することなどにより、熟度に注意して適期収穫を行うことを確認した。
同専門部役員の田中信弘さんは「今年は豊作でおいしいももができあがった。これから暑い日が予想されるが、熱中症に気を付けながら高品質なももを市場に届けよう」と呼びかけました。
今年度はもも全体で約3.3万ケース(1ケース5キロ)を中京や関西、四国などの市場に出荷し、販売額は1億円を計画する。

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