JA信州諏訪野菜専門委員会セルリー専門部会は7月22日、富士見町のJA会館ふじみでセルリー中間検討会を開いた。部会員、市場関係者、JA役職員ら約50人が出席。これまでの生産・販売状況を振り返り、今後の高品質安定生産、販売単価の向上に向け関係者皆で意思統一を図った。
検討会は、管内産セルリー出荷シーズン中盤のこの時期に毎年開いている。管内では変化する栽培環境に合わせて、春夏期間は施設加温、施設無加温、露地被覆、露地無被覆の各作型をリレー出荷している。7月17日現在、管内全体でレギュラーセルリー22万3,255ケース(1ケース10キロ)を出荷(前年同日累計比率100.3%)。JA原村営農センター管内では、露地被覆作型は4月10日に定植が始まり、降霜があったがその後は順調に生育。前年より2日早い6月17日に初出荷した。2L比率が高く、品質良く仕上がった。7月8日からは、露地無被覆作型の出荷を開始。高温や雨の影響で厳しい生育状況が続いているが、生産者の卓越した栽培技術のもと10月中旬頃まで出荷を行う計画。その後、11月上旬頃まで秋期の施設作型を出荷する。
中村武彦部会長は「暑い日が続くなか生産者は可能な限り栽培管理を徹底し、露地・施設作型ともに終了まで頑張っていく。ぜひ販売単価をあげて頂きたい」と訴えた。
名取孝雄代表理事専務理事は「生産者の皆様が出荷シーズン後半も元気に生産活動を行ってもらえるよう、JA役職員一丸となって励んでいく。関係各位の協力をお願いします」と挨拶した。