JA信州諏訪と信州諏訪農業協同組合農政対策協議会は2024年度、JA本所と9支所に、出荷シーズンを迎えた管内産の花を展示する。初回の7月18日は、カーネーションとサマーチェリーを飾った。多くの人に眺めてもらい、花きの消費拡大や花育に繋げたい考えだ。
この取組みは2021年度、コロナ禍で全国の市場や仲買業者への消費宣伝が中止・延期となったことから、地域住民へのPRに力を入れ、生産者を応援しようと始めた。各品目の特徴や直売販売を行っている旨の店頭広告(POP)も製作して掲示している。
この日は、管内のJA花き集荷所から緑色とオレンジ色のカーネーションと濃いピンク色と淡いピンク色、白色のサマーチェリー計400本を手配。営農部、管理部、金融部の職員11人が茅野市のJA仲町会館に集まり、皆で協力して色合いを見ながら束にした。その後、手分けして各施設に届けた。
諏訪市のJA本所では、品目ごと花瓶に生けて金融部の窓口カウンターに飾った。
営農部営農企画課の柳澤輝佳課長は「この取組みを通じて、管内では多くの種類の花きを栽培していることを知ってもらえればうれしい」と話している。