JA松本ハイランド青年部は7月17日、同JA管内外の保育園・幼稚園71園に「JA松本ハイランドすいか」計209玉を寄贈した。地域の子どもたちに農業のすばらしさや大切さ、地元でとれた農産物のおいしさを知ってもらおうと、同部の後継営農部が中心となって毎年実施しているものだ。松本市と塩尻市の一部はJAあづみ青壮年部、JA洗馬青年部も協力した。
松本市の今井保育園には、同部の粟津原達也後継営農部長ら部員2人が訪問し、園児約60人が迎えた。例年とおり高品質に仕上がった2Lサイズの「JA松本ハイランドすいか」3玉を代表の園児に贈呈。部員が箱からすいかを取り出すと、園児からは歓声があがり、代表の園児は思った以上の重さに驚きながらも笑顔ですいかを受け取った。また、園児から「すいかはどうやって育つの」と質問が出ると、部員らが「すいかは種からできるんだ。寒い時期から種をまいて苗を作って、それを畑に植えて育てるんだよ」とわかりやすく説明した。すいかに関する知識を深めたほか、園児からは感謝の気持ちを込めて歌のプレゼントが贈られた。寄贈したすいかは次の日に給食で味わい、地元の旬の味覚を楽しんだ。
同保育園の天見恵理子園長は「園児も職員も毎年楽しみにしている。こうして毎年地元で育った農産物を味わえる機会があることは、本当にありがたい」と話し、粟津原後継営農部長は「子どもたちがとても喜んでくれてうれしい。このすいかをきっかけに地元の農産物のおいしさを知り、地元の良さや農業、食に興味を持ってもらいたい」と話した。