市場担当者と情報交換 出荷本番前に作柄確認

JAあづみ
市場担当者に意見を述べる生産者(左)
市場担当者に意見を述べる生産者(左)

JAあづみ果樹園芸専門委員会は4日、2024年度果実現地作柄確認及び情報交換会を開いた。同会役員や若手生産者、JA役職員、市場担当者ら約40人が参加。安曇野産果実の出荷本番を前に正確な産地情報を共有し、今後の販売に弾みをつけようと企画
作柄確認ではリンゴや桃、ブドウなど5ヵ所の園地を視察。生産者やJA職員が24年産の生育状況を説明した。
情報交換会では(1)同世代の市場担当者はどのような目線で安曇野産果実を販売しているのか(2)JAあづみについての消費者の認知度について(3)JAあづみの強み-などのテーマについて要望や意見を交わし、果実の競合産地の動向や販売方針などを協議した。
各市場担当者からは、安曇野ブランドの認知度は高く販売促進の強みになっているとの意見が多く、試食宣伝など幅広い企画販売を展開していきたいとの声があった。
また、適期収穫・出荷が市場では有利販売がしやすく、当たり前のことが当たり前にできることは同JAの強みであり、安曇野ブランドとして一目置かれる要因になっているという。
同JA営農経済事業部果実課の三澤祥係長は「生産数量の把握や販売時期の的確な情報共有など市場担当者と連携を密に、試食宣伝にも力を入れる」と強調した。
佐原茂副委員長は「JAと若い生産者、市場が一体となって産地を守るような気持ちで生産販売に取り組んでいきたい」と力を込めた。
宮澤清代表理事組合長は「生産者は安心・安全な美味しい果物を日々生産している。ぜひ力強い販売支援をいただきたい」と述べた。

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