JAながのでは食農教育活動実践による地域農業の理解促進の一環で、地域の小学校と連携し、JA職員を派遣する出前授業を行っている。学校の枠を超えた学びの機会を提供することで、新たな知識や視点で学びを深めてもらうことが狙いだ。
7月9日は千曲市立屋代小学校の2年生2クラスを訪問し授業を行った。同学年では生活科でミニトマト、なすなど身近な野菜を育てる中で、「地域の農産物」について興味を持ったことがきっかけ。今回は、テキストを使ったり、JA職員から話を聞いたりしながら長野県が全国1位、2位の収穫量を誇る野菜や果樹、特にりんごについて授業で学んだ。また、長野県産品種であるりんご三兄弟のジュースの飲み比べを体験し、品種の特徴、味わい、香りの違いなども学んだ。児童からは、「初めてりんご三兄弟を知った。どれもおいしかった。」「同じりんごでも種類が違うと味が違ってびっくりした。」などの感想が聞かれた。
担任の末廣真弓先生は、「JAの方から直接話を聞いたり、飲み比べ体験をしたりすることで、子どもたちがりんごについて驚きをもって学習することができ、長野県の農産物についてより興味を持つことができた。貴重な機会をいただき、ありがたかった。」と話す。
この他にも管内小学校2校へ訪問予定で、食農教育をより深める活動をより活性化させたい考えだ。