夏の恒例「かかし祭り」 50回目の節目迎える

JAあづみ
名物のかかしを眺める親子
名物のかかしを眺める親子

JAあづみは13日から2日間、安曇野市堀金烏川のJA総合事業基地一帯でJAあづみ創立60周年記念企画「第50回かかし祭り」を開いた。世相を反映したユニークなかかり45体が並び、農業機械や園芸用品、家電製品、食料品などを販売。家庭菜園教室やキッズダンス、虹マスのつかみ取りなどのイベントのほか、射的やくじ引きといった子供向けの屋台も人気を集めた。
かかし祭りは、毎年恒例となっている夏のイベントで50回目の節目を迎えた。23年度に引き続き、2年後の創立60周年に向けた記念企画の一つとして位置付けた。コンセプトは“国消国産”。農業者の労力を抑えるスマート農機や省力化資材などの販売を強化。草刈機安全講習会を実施するなど、農作業による事故防止を呼び掛けた。
かかしは各事業部や支所、JAあづみ女性部のほか短期大学生などが制作。大リーグで活躍する大谷翔平選手やアニメキャラクターなどを模したかかしが45体並んだ。人気投票も行われ、来場者は流行や世相を反映したユニークな作品を眺めながら、好きなかかしに投票していた。
同市穂高から訪れた組合員は「毎年ユニークなかかしが楽しい。孫はニジマス取りに夢中で、夏のいい思い出になった」と嬉しそうに話した。
宮澤清代表理事組合長は「今回50回目の節目を迎えた。今後も組合員や利用者との対話活動を通じて絆を深め、感謝と奉仕の気持ちを持って運営していく」と話した。

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