JAみなみ信州女性部は6月28日、飯田市の同JA本所で同部三役、各支部の代表者、フレッシュミズグループ代表者など部員25人、同JA常勤役員4人、女性理事5人が参加し、「常勤役員・女性理事との懇談会」を行った。女性部の現状や抱えている課題を共有し、JA運営への要望や意見を直接常勤役員に伝える貴重な場として毎年開催している。
同部の伊原郁部長は「人と人、JAと地域を結び元気にするのが女性部の役割。地域の暮らしを支える女性部としてより良い活動を続けていくことができるよう、これからも女性の立場からの意見を発信し、JAと共に歩んでいきたい」とあいさつした。
同懇談会の前段では、女性理事を含め部員らがグループワークを行い「女性部としてのJAへの要望や意見」をまとめ、同懇談会で常勤役員に向け発表した。「市田柿工房の活用拡充を含めた衛生管理にも対応した加工施設の充実」などの要望のほか、「担い手の育成を見据えた進路を考える時期の中学生や高校生を対象にした食育活動」や「SNSを活用した部員の情報共有や情報発信」などに対するJAの協力を呼び掛けた。
同JAの寺沢寿男組合長は「食育活動やJA祭などで地域の中心となって盛り上げ、引っ張っていただく女性の皆さんの役割は大きく、活発な活動に感謝する。この地で育まれる農畜産物にさらに付加価値をつけ、食の大切さや地域の魅力を伝えていくため、女性部の皆さんの力を貸してほしい。今まで以上に皆さんのご協力をいただき、地域の未来を一緒に考え進んでいきたい」と話した。