JA松本ハイランド野菜部会スイートコーン専門部は7月9日、同JA笹賀予冷庫で出荷のピークを迎えるスイートコーンの目揃会を開き、生産者約100人が参加した。
今年は近日の気温上昇により、例年より一週間ほど早い7月2日から出荷が始まった。7月中旬から下旬を最盛期に、約14万5000ケース(1ケース10キロ)を中京や関西を中心とした各市場へ出荷し、目標販売高は3億2700万円を計画している。
目揃会では、JA全農長野の販売担当者と市場担当者が近郊の販売状況について伝えたほか、同JAの営農指導員が出荷規格などを見本のスイートコーンを使いながら説明。収穫後の品質管理と、害虫防除、異物混入防止について確認。特に、例年より気温が高い日が続いていることから、スイートコーンの熟期が早まっているため、収穫適期を逃さないことや、収穫は朝涼しい時間に行い、夕方に収穫する場合は蒸らさないように広げて保管し朝に箱詰めをするよう呼びかけた。また、トラック輸送の2024年問題から、持込時間の厳守と出荷予約をするよう伝えた。
同部会の山本貴明専門部長は「今年は春に霜が降りることがなく温暖な気候が続いたため、いいスイートコーンができている。熱中症にならないよう注意しながら出荷していきたい」と意気込んだ。