JA信州諏訪女性大学は7月10日、諏訪市の小泉克英さん(58)のハウスできゅうりの収穫体験を行った。受講生6人が参加し、小泉さんから説明を受けた後きゅうりを収穫した。生産者の栽培管理方法を学び、地元の農産物への理解を深めた。
小泉さんは父親からきゅうり農家を受け継ぎ、今年で就農9年目。2024年度は4月から収穫を始め、11月20日頃まで日々出荷する計画だ。
当日は、「土壌改良微生物資材『コフナ』などを加えた土づくりを行い、えぐみを抑え、甘くフルーツのように食べられるきゅうりの栽培を目指している」(小泉さん)と説明した。受講生は現在収穫を行っているハウス内を見学し、1人5本ずつきゅうりを収穫。各家庭に持ち帰った。
同市の女性(78)は「初めてハウス栽培のきゅうりを見た。隅々まで管理が行き届いており素晴らしい。感謝しながらおいしく食べたい」と話した。
小泉さんは「地域の方にほ場を見ていただく機会はあまりないので緊張したが、喜んでもらえてよかった。農家のことを知ってもらい、地元農産物をたくさん食べてもらえればうれしい」と期待を寄せた。