JA信州諏訪の子会社「株式会社あぐりクリエイト信州諏訪」は6月下旬から、富士見町のほ場でキャベツの収穫作業を行っている。同町のJA富士見町野菜集荷所から各市場に出荷し、加工用キャベツは諏訪市の加工施設に届けられる。従業員らは一丸となって作業に汗を流し、地域の食を支えている。
同社は遊休農地や耕作放棄地を借り受け、キャベツのほかコメ、ソバを生産。地域の農業生産力の維持に向けて取組んでいる。キャベツは2024年度、ほ場12カ所(約3.4ヘクタール)を栽培管理し、10月下旬までに1万4,000ケース(1ケース15キロまたは10キロ)を出荷する計画だ。
7月10日は、同社の従業員・JA職員ら8人で早朝5時から作業を開始。株元からナイフで水平に切り取り、皆でキャベツを運んで出荷作業を行った。
同社の平林正一さんは「今年は作柄が良く、順調に収穫できている。鮮度第一で作業を進め、多くの人においしいキャベツを届けたい」と意気込みを語った。