JAグリーン長野もも部会川中島共選所支部は7月8日・9日、長野市立昭和小学校3年生4クラスの農業体験を受け入れた。社会科の一次産業を学ぶ単元の一環でJAに小学校から要請があり、杉山一男支部長の協力を得て行ったもの。各日2クラスずつ、もも「あかつき」の「除袋」作業を体験した。
このうち8日には、児童58人が川中島町のもも園に来園。杉山支部長が除袋作業の方法を説明。「モモの肌はデリケートですぐに傷がつく。また、袋を横に引っ張るとモモが落ちてしまうので、急がずゆっくりやってみてほしい」と伝えた。児童は樹3本の除袋に挑戦。低い枝のほか、脚立に登って届く範囲で手を伸ばし、ゆっくりと袋を外した。
児童は「簡単に(袋が)取れた」「いっぱい(袋を)取れて楽しかった」「もっとやりたかった」と笑顔を見せた。杉山支部長は「短期集中で袋を外していかないとならない作業なので助かった。これからどんどんモモが大きくなって色がついてくるので、ぜひ楽しみにしてほしい」と話し、児童を労った。除袋したももは7月下旬から出荷が本格化する見込みだ。