プルーン出荷最盛期

JAみなみ信州
プルーンを収穫する佐藤さん
プルーンを収穫する佐藤さん

JAみなみ信州管内でプルーンの出荷が最盛期を迎えている。昨年より3日遅く7月3日に始まった出荷は今月10日~15日頃ピークを迎え7月いっぱい続く予定。
「採れたてを頬張り水分補給しながら作業している」と話すのは、同JA果樹部会プルーン専門部長を務める佐藤文紀さん(飯田市下久堅・49)。佐藤さんはおよそ30アールの圃場で160本のプルーンを栽培している。今年は約4,000パック(1パック400g)の出荷を予定している。「今年は量は少ないが、その分ひとつずつが大きく食べ応えのあるプルーンに仕上がっている」と話し、5日も早朝から収穫作業を行った。プルーンの他に桃、梨、市田柿を栽培する佐藤さんは「プルーンは市場に出回るベストなタイミングでの収穫を見極めるのが難しいが、比較的栽培が容易で初夏の収入源としておすすめしたい品目」と話す。佐藤さんのお宅では20日頃まで収穫作業が続く。
同JAプルーンの主力品種はオパールとアーリーリバーの2品種で、全国の中でも早い時期から出荷が始まる。同JA営農部によると今年は大玉傾向でジューシーな良い仕上がり。オパールは7,000パック(前年比78%)、アーリーリバーは13,500パック(前年比88%)の出荷を見込んでいる。
同JA営農部果実柿課の後藤知輝技術員は「生産者は梅雨時期の収穫作業で、雨の中カッパを着て収穫作業を頑張っている。今年も美味しいプルーンに仕上がっているので多くの方に食べてもらいたい」と話した。

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