JAながの女性部みゆき地区着物を愛する会のメンバーは、7月1、2日の2日間、飯山市立城北中学校2年生の家庭科授業で、“ゆかた教室”を開催した。家庭科の授業で和服の文化や歴史を学ぶため、同中学校より依頼を受け、毎年開催しており、今年で7年目となる。
一反12メートルの反物を実際に広げて見せ、その反物から着物が作られていること、洋服とは違い体格差があっても着物やゆかたは着ることができるなど、洋服との違いを説明した。また、男女1人ずつがモデルとなり着付けの手順を学んだ後、用意された浴衣から好みの柄を選び、生徒自ら着付けを体験した。モデル役になった生徒の大野幹太さんは「しっくり体にフィットしている、お祭りに着てみたい。」と話し、また、柗村ひかりさんは「思ったより、きつくないし正座も楽にできる、私もお祭りに着て行きたい」と話した。「普段ゆかたを着る機会が無いので、着ることができて楽しかった」「足が動きにくい」「姿勢がよくなる」など、ほとんどの生徒が初めての体験で男子は“粋な姿気分”に、女子はそれぞれに“かわいい”と楽しんでいた。講師は「着物に興味を持ってもらい、花火大会、成人式など着る機会をつくってほしい」と話した。