来場者数250万人達成 オープンから8年で達成

JAあづみ
立石さん家族と宮澤組合長(右)
立石さん家族と宮澤組合長(右)

安曇野市豊科のJAあづみ大型農産物直売所「安曇野スイス村ハイジの里」の来場者数(レジ通過者数)が29日、250万人に達した。開設から8年での達成。
同日、正午ごろにレジで会計をした安曇野市豊科田沢の立石航雅さん(29)家族が250万人目となり、宮澤清組合長が記念品の安曇野産「コシヒカリ」10キロとフルーツの詰め合わせを贈ると、来店者やJA役職員が拍手で祝福した。
立石さんは「口コミ通り、安くて新鮮な農産物が揃っている。先週初めて利用したが、イベントも充実していて週1回は買い物に来たい」と嬉しそうに話した。
同所は、2016年6月にオープン。敷地面積約11,000平方m、建築面積約1,500平方mの鉄骨平屋建てで、売り場面積は約690平方m。惣菜・菓子加工施設や食育体験研修施設などを併せ持つ複合施設で、地域農業の振興と発展のシンボルとして誕生した。豊富な品揃えや日替わりイベント、徹底した鮮度管理などにより来場者数は年々増加し、18年8月に50万人、23年3月には200万人を突破した。23年度の来場者数は過去最高の38万6729人(前年対比26508人増)を記録。売上高は設立当初の目標である8億円を初めて突破した。
今後も、同所の強みである生産者参加型の顔の見える農産物販売によって、消費者と生産者の交流を図る。また、都市と農村とを結ぶ交流の拠点としての一面もあり、観光客など都市からの来訪者に農業情報を発信し、旬の食べ物や食べ方、地域の特産物をPRしていく。
宮澤組合長は「地産地消・国消国産の拠点として、生産者や消費者がつどい、交流する場になるよう運営していきたい」と意気込んだ。

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