加工用ニンジン出荷反省会、栽培講習会 より良いスタートが切れるように

JA上伊那

JA上伊那野菜部会は6月14日、伊那市のJA本所でJA上伊那加工用ニンジンの出荷反省会と栽培講習会を開いた。生産者やJA担当職員など19人が出席。2023年度出荷実績や24年度栽培計画などについて説明した。
加工用ニンジンは他品目との収穫時期の調整がしやすく、水田転作としても栽培できる品目。今年度は14戸の農家が約5ヘクタールで栽培する(6月12日現在)。
23年度は6月の集中豪雨が発芽に影響を与え、7月から9月は雨が少なく高温が続いたことにより、成長に大きな影響を受けるなど栽培に苦戦する年となった。
23年度の栽培の苦戦に伴い生産量維持のため、24年度は生産者に対し同部会から作付けの支援を実施。また、播種時期に高温が予想されることから、圃場が乾燥しないためにも潅水を行うよう呼びかけた。
同JA営農経済部園芸課の小出順誠野菜係長は「播種してから発芽までが特に重要な時期。播種の深さや潅水などを工夫してより良いスタートが切れるようにお願いしたい」と呼びかけた。

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