ズッキーニ出荷会議 傷に気を付けて

JA上伊那
箱詰めされたズッキーニを見せて説明
箱詰めされたズッキーニを見せて説明

JA上伊那野菜部会は6月13日、管内4会場で2024年度ズッキーニ出荷会議を開いた。市場動向や出荷要領について確認。このうち伊那市の同JA富県支所で開いた会議には生産者18戸が出席した。
今年度は41戸の生産者が約7.9ヘクタールで栽培。4月から平年より気温が高く推移したことで定植後の活着はスムーズに進んだ。5月の中・下旬からは平年の2倍ほどの降水量となっていることから、泥水のはね返りによる病気の心配があるがおおむね生育は順調。10アールあたりの目標収量を1000ケースとし、出荷量は79400ケース、販売高は約6300万円をめざす。
市場動向では出荷先である岐阜中央青果株式会社の担当者が説明。コロナ前の動きに近くなっているものの、生産コストの上昇や輸送の2024年問題など農業の抱える課題に対し、生産者の生産意欲向上に目を向け、再生産価格を見直し販売に力を入れていく。また、生産者を含めたJA上伊那の消費宣伝活動もしていきたいと説明した。
出荷要領についてはJA担当指導員が説明。等級や選別基準、収穫の際の注意点、箱への詰め方など写真や実際に箱詰めされたものを見せながら説明した。
JA担当指導員は「収穫してから箱詰めまでに傷を作らないよう、クッション材などを活用して管理してほしい」と呼びかけた。
今年のズッキーニの最盛期は7月下旬のとなる予定だ。

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