水田除草機を実演 佐久地域水田除草機実演会

JA佐久浅間
ウィードマンの実演を見学する参加者(6月13日、佐久市の圃場で)
ウィードマンの実演を見学する参加者(6月13日、佐久市の圃場で)

佐久農業農村支援センターとJA佐久浅間臼田有機米部会は6月13日、佐久市田口の圃場で水田除草機実演会を開催し、生産者やJA関係者ら42人が参加。除草性能や走行性能などを確認した。
農林水産省では、2021年にみどりの食料システム戦略を策定し、50年までに化学農薬の使用量を50%、化学肥料の使用量を30%低減させることを目標に、慣行農業から環境にやさしい農業への展開を推進している。水稲栽培で化学農薬を削減するために課題となるのが水田雑草の除草で、同部会でも乗用除草機の導入で効率的な除草対策に取り組んだが、労力負担や残草の面で課題を残している。
実演したのは、農機メーカーの(株)オーレックが開発した株間除草も可能な水田乗用除草機「WEED MAN(ウィードマン)」で、条間と株間の雑草も取りのぞけるのが特徴。条間の雑草は、除草刃ローターで刈り取り、株間は、回転レーキと呼ばれる機構で雑草根のみを掻き取る仕組みだ。
同部会の田嶋綾子部会長は「今の時期の除草はとても難しい。除草が省力化できれば栽培の負担を軽減できるので、さまざまな技術を検証していきたい」と話している。

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