生産部会協議会で進捗状況を確認 部会の連携と協調を深める

JA上伊那
部会の連携を呼びかける西村協議会長
部会の連携を呼びかける西村協議会長

JA上伊那生産部会協議会は6月12日、伊那市のJA本所で2024年度の会議を開いた。各部会の正副部会長やJA役職員ら32人が出席。今年度の営農事業の進捗状況やJA独自の支援事業、青果物輸送を取り巻く状況などを共有した。
生産部会協議会は同JAの西村篝組合長を会長に、各部会の正副部会長やJAの常勤役員らで構成。農畜産物生産販売事業の円滑な推進と生産農家の結集による強力な産地体制づくりや、各部会の連携と協調を図ることで生産部会の発展に寄与することを目的としている。
この日は、第1四半期を終えた5月末時点の進捗状況をJAの各担当職員が報告した。3月から4月上旬が平年に比べ低温傾向だったことで、一部品目の育苗や生育に遅れが生じたものの、4月中旬以降の高温傾向により回復し、今年度は凍霜害の影響が少ない事を説明。主力品目であるアスパラガスやアルストロメリアなどは作付面積が増加していることや、品目によっては単価高で推移していることを確認した。また、JA農産物直売所での若年層の集客や、ふるさと納税やネットを使った販売にも力を入れていることを共有した。全品目の合計販売高は22億9252万円で、計画、前年ともに上回っている。
その後、同JAが行なっている生産拡大や園地継承、事業継承の支援内容や、輸送の2024年問題の状況を確認。出席者からはさまざまな意見や要望が寄せられた。
西村協議会長は「各部会のスローガンを達成できるよう、お互いに情報交換や連携をとりながら、販売につなげていこう」と呼びかけた。

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