JAあづみは、10年後の目指す姿を描いた長期構想や2022-2024 3ヵ年計画の主要施策の一つ、組合員との対話活動によるメンバーシップ強化に力を入れている。従来から取り組んできた地域ごとに開催する支所別総代懇談会などに加え、くらしの活動の展開など組合員の声をJA事業などへの反映を目指し、取り組んでいる。
宮澤清代表理事組合長ら常勤役員は6月10日から5日間、管内の担い手農家を訪問した。地域の地位核となる担い手を訪ね、生産現場の現状や課題を整理するとともにJAとの結びつきの強化を図るため実施。
期間中、約60件の農家を訪問。梨やりんごを栽培する果樹農家からは「繁忙期の労力確保に苦慮している。里親として独立を支援した農家の手を借りるわけにはいかない。農地継承や後継者対策も待ったなし。JAにはそうした面で力を貸してほしい」と要望があった。
宮澤組合長は「対話活動は、農家の要望や意見を集約し、地域農業の現状や課題を把握する貴重な機会。効果的な施策を考えて、これらの声を含んだJA事業を展開していきたい」と述べた。