JA上伊那生活部会は5月から7月にかけて、各地区で班別懇談会を開いている。6月14日、飯島町で開かれた鳥居原地区の懇談会には、生活班員やJA役職員16人が出席。昨年度の振り返りと今年度の取り組みを再確認したほか、地球にも財布にも優しい節約術などを学び、仲間同士の交流を深めた。
懇談会では、同JAのくらしの活動相談員を中心に役職員が各地区に出向き、農業や食の安全、女性組織について学習。地域の仲間づくりのため年1回開き、自分たちにできることを話し合う場となっている。
同部会の2022年から24年の活動テーマは「想いをひとつにかなえよう~つながることで仲間と地域をハッピーに~」。よりよい社会を後世につなぐため『誰ひとりとりのこさない』を合言葉に、部会や地域の仲間とともにハッピーになれる活動に取り組んでいる。
懇談会では、物価高騰を乗り切るため、今日からできる節約術を学習。家庭の中でも消費電力の大きい冷蔵庫やエアコンの効率的な使い方を学び、無理のない節電で地球にも財布にも優しい暮らし方を考えた。また、食品ロスやゴミの削減についても学習を深め、1世帯当たり毎年6万円相当の食品ロスを排出しているということから、無駄を減らすための上手な買い物の仕方や食材の利用方法などを話し合った。
そのほかにも、防災について学んだ昨年の懇談会を振り返り、各班の班員から出たおすすめの保存食や、野菜の保存方法などを紹介した。
5つの班からなる同地区の下平恵美子代表班長は「普段は各班で活動している。懇談会はみんなで集まって話ができるいい機会」と話した。