JA松本ハイランド根菜部会役員と同JA担当職員が5月24日、エクセラン高等学校美術科を訪問し彫刻・工芸専攻の生徒3人にナガイモのレプリカ(模刻)製作を依頼した。この取り組みは、今年で2年目となる。
この日は、見本となるナガイモを持参して同校を訪問。栽培の歴史や出荷までを説明し、ナガイモを特産品として継承していくのには品質の安定が重要であることを伝えた。昨年、依頼したものは、理想形となる種ナガイモの模刻制作であったが、今年は、生産者へ出荷規格の説明のために使用する、さまざまな形状のものを制作するよう依頼した。
中村部会長は「少し曲がっていたり平らな面があったりと癖のある形をしている。昨年より難しいかもしれないが、作っていただけるとありがたい」と話した。
生徒らは、見本のナガイモを手に取り、確認しながらそれぞれ1本ずつ、合計3本を製作することとなった。
説明の後は、ナガイモの味を知ってもらおうと、ナガイモでつくったフライドポテトや皮を揚げたもの、とろろなど、さまざまな調理法のナガイモを振る舞った。
制作を担当する生徒は「昨年、模刻を制作した先輩に負けない良い物をつくりたい」とやる気を見せんだ。
模刻は、ワイヤーに石粉粘土を付け、アクリル絵の具で着色して製作する予定で、7月下旬に開催される同校の文化祭での展示を目指す。文化祭での展示後は、10月下旬にお披露目を行い、ナガイモ目揃会などで、活用される予定だ。