JAあづみ管内で12日、2024年産の安曇野果実の出荷が始まった。トップでスタートしたのはブルーベリー。営農経済事業部果実課によると、24年産は大粒傾向で、粒ぞろいもよく品質は上々。順調に生育しているという。
12日、松本市梓川の果実南部選果所で持ち込まれたブルーベリーの検品作業を行った。
ブルーベリーは軟化が早く、出荷パック内に過熟果や汁漏れ果が混入していると返品の対象となるため、正確な検品が求められる。JA職員約10人が虫害果やスレのほか、過熟果などがパック内に混入していないか検品し、等級ごとに箱詰めした。この日は約140パック(1パック=100g)をJAが直営する大型農産物直売所「安曇野スイス村ハイジの里」へ出荷した。8月上旬までに約4万8000パック(同)を首都圏や関西方面の市場に出荷する予定だ。
JAあづみ梓川地域営農センターの二村充暉営農指導員は、「梅雨入り間近。収穫遅れがないよう計画的に作業を進めて欲しい」と話した。