下伊那郡泰阜村の泰阜保育所は5日、同園近くの畑でサツマイモ「紅あずま」の定植作業を行った。同保育所の年小から年長までの園児35人と保護者16人が参加した。
この日はJAみなみ信州下条支所営農課の林秀敏課長が指導にあたり、園児は1苗ずつ丁寧に植付け、「早く芋掘りしたい」や「大きなお芋が採れるといいな」と話しながら、土をかけていった。
年中の山崎颯介さん(5)と湧介さん(5)は「曲がった苗を植えるところが難しかったけど、上手にできた。おいもの汁にして食べたい」とはにかんだ笑顔で話した。
同保育所の中澤亜希子所長は「毎年秋に行う焼き芋大会がみんな楽しみで、今日の作業も心待ちにしていた。保護者の皆さんも多く参加いただき、にぎやかに作業ができた」と話した。
同JAの林課長は「親子で一緒にふれあい作業をすることで農業への興味や関心をより深めてもらえるとうれしい。今後も子どもたちが農に触れ食への関心を育む活動を積極的に行っていきたい」と話した。
今後は同保育所で管理をし、10月中旬頃に収穫を予定する。収穫したサツマイモは園児が持ち帰るほか、焼き芋大会や給食などで味わう計画。