JAみなみ信州阿智支所は1日、阿智村の同支所敷地内で組合員を対象に「プランターでかんたん!やさいづくり教室」を開いた。組合員にJAをより身近に感じてもらい、支所運営に参加のきっかけにしたいと昨年に引き続き2回目の開催。親子連れなど5組17人が参加、ミニトマトの植え付け作業を楽しんだ。
母と夫、娘2人の親子3代で参加した川手唯さん(32)は「母が女性部で活動しているのでJA祭やイベントを見に行くことはあったが、参加するのは初めて。JAを今までよりも身近に感じ、家族で楽しい時間を過ごせた。母たちが農業をしている畑で将来的に家庭菜園ができたらいいなと思っている」と話した。娘の菜月さん(7)は「丸くてかわいいトマトに育ってほしい」と話し「どこに実がなるのかな」など家族で興味深く苗を観察した。
同JAの河合久子理事は「JAは生産者の皆さんと安全安心な農畜産物づくりにこだわり、みなさんの暮らしを豊かにするよう取り組んでいます。この子たちが大きくなってもその役割を果せるよう、組合員の皆さんの理解を深める機会になればうれしい。食について考えるきっかけにしてもらい、またぜひJAのイベントに参加してほしい」と話した。
作業前には営農部農産課の伊藤昭成技術員がミニトマトの定植手順から定植後の管理、栽培のポイントまでを説明した。参加者は説明を熱心に聞き、親子で協力しながらプランターに苗2つずつ植え、土をかぶせた。
作業のあとは焼肉を行い参加者とJA職員との交流を深めた。参加者からは「詳しい栽培方法を教えてもらったので家で管理を頑張りたい」や、「今度はフルーツづくりも企画してほしい」などの声が聞かれた。定植したミニトマトは各家庭に持ち帰り成長を見守っていく。