JA松本ハイランド養鶏部会は6月2日、会田共同養鶏組合と共同で「たまごの駅10周年×信州ファームフェス」を開催。協同のイベントを開催するのは今回が初となる。会場のたまごの駅には開始前より来場者が列を作るなど、にぎわいを見せた。
生産者から「鶏について消費者にもっと知ってほしい」という声があがり、同養鶏組合から共同でのイベント開催の声がけがあったことで、初めての開催が決まった。コロナ禍の中、毎年行っていたイベントを見合わせていた同養鶏組合が運営する直売所「たまごの駅」で今回、5年ぶりのイベント開催となった。
同JAの上條滿常務理事は開催前のあいさつで「消費者のみなさまに生産者の想いやたまごのおいしさを改めて感じていただきたい」と話し、同養鶏組合の上村博文組合長理事は「たまごの駅が馴染みの場所となるよう、日々模索してきた。今後も地域のみなさまにおいしい卵を届けることができるよう尽力します」と意気込みを語った。
イベントでは、養鶏部会員の取引先飲食店のテントが並んだほか、地元農産物の販売、同養鶏組合によるたまごの詰め放題やたまごスープのふるまい、卵焼き、味付け鶏肉の販売など、30のブースが出店。また、鶏とのふれあい体験やステージでのイベント、クイズラリーなど、体験を通して学びも得られるよう工夫を凝らした企画となり、当日はブースごとに列をなし、盛り上がりを見せていた。
訪れた買い物客は「SNSで今回のイベントを知った。今日は卵や鶏肉をたくさん食べたい」と笑顔で話した。