地域の子どもたちに農に携わる機会を 三穂盛年の会の食育活動

JAみなみ信州
メンバーも含め一列に並んで田植えを楽しむ
メンバーも含め一列に並んで田植えを楽しむ

飯田市三穂地区の農家で構成する「三穂盛年の会」は5月29日、同地区内のおよそ5アールの田んぼで同会メンバー4人と三穂小学校5年生15人が田植え作業を行った。同地区で食育事業などを行う団体がなかったことから8年ほど前に同会を発足。ひまわり栽培など食育事業を通して子どもたちとの交流を行ってきた。「子どもたちに米づくりを経験してもらいたい」と始めた米づくりは今年で5年目。現在は30~50代のメンバー13人ほどが所属し農の楽しさや大切さを伝えている。
この日は児童とメンバーも一緒に田んぼに入り、1列に並び手植えで作業を進めた。もち米「モリモリモチ」を植え、泥に足をとられながら一苗ずつ丁寧に植え、1時間ほどで田んぼ一面に苗が植わった。
同会の倉澤秀和会長は「それぞれ忙しい中での活動だが、ちょうど自分の子どもが5年生になるメンバーもいて楽しく米づくりができている。子どもたちとの作業は元気をもらえ、あたたかな気持ちになる。これからも続けていきたい」と話した。
前澤三心郎さん(12)は「足をとられて思ったより大変だった。泥だらけになってしまったけど楽しかった」と話した。
収穫は11月を予定し、同校ではメンバーや保護者を招いた収穫祭などを計画していく。

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