JA上伊那は5月16日~25日にかけて、今年2回目となる稲作指導会を各地で開いた。同JA担当職員が田植え後の水管理や病害虫防除などについて説明。5月23日、箕輪町の富田公民館で開いた指導会には生産者10人が参加した。
今年は4月から5月にかけて気温が高く推移したため、苗は徒長気味。田植えは5月中旬から下旬に集中した。
指導会では今後、定期的に田面を出し、水を入れ替えることで酸素を供給し根に活力を与えるための間断灌水や中干しの実施、けい酸加里の散布について説明。また、今年はカメムシの大量発生が懸念されるため、草刈りや防除で対策するよう呼びかけた。
担当職員は「薬剤にも特徴がある。圃場の状態に合わせて、適期に散布してほしい」と話した。