米の豊作願い田楽太鼓

JAあづみ
田植え機のエンジン音とともに太鼓と笛の音色が響いた
田植え機のエンジン音とともに太鼓と笛の音色が響いた

安曇野市三郷明盛の降旗賢司さん(37)の田んぼで5月26日、米の豊作を祈願する田楽太鼓の演奏が行われた。松本市の本郷若獅子太鼓の小学生15人が力いっぱい太鼓の音色を響かせ、田んぼには緑が広がった。
降旗さんは浅間温泉火焔太鼓保存会で副会長を務めており、子供たちに若獅子太鼓を指導していることから東日本大震災のあった2011年に復興を願って始めた。5回実施した後は休止していたが、24年は能登半島地震があり9年ぶりに再開した。
子供たちは、見事なばちさばきで「勇駒」「青空ばやし」の2曲を披露し、降旗さんが田植え機で苗を植えた。
降旗さんは「米の豊作と被災地の復興を祈願できた。子供たちにも農業が無くてはならないものだと伝えていきたい」と話した。
演奏後子供たちは、食農教育の一環で水田に入って田植えを体験したほか、23年の秋に同じ田んぼで収穫した米のおにぎりを味わった。

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