あぐりキッズスクール(果樹コース)開校 リンゴで摘果作業体験

JAあづみ
摘果のポイントを伝える帯刀さん(左)と参加者ら(安曇野市三郷)
摘果のポイントを伝える帯刀さん(左)と参加者ら(安曇野市三郷)

JAあづみは5月26日、安曇野市三郷小倉で農業体験講座「あぐりキッズスクール(果樹コース)」を開校した。20組54名が参加。晴天の下、リンゴの摘果作業を家族で楽しんだ。
次代を担う子供たちに「食」や「農」の大切さを伝えるため2022年度に新設した同コースは、自身がデザインしたシールを果皮に貼り、世界に1つだけの「オリジナルリンゴ」が作れると大人気。24年度は募集人員40名に対し、40組80名から応募があり、抽選で参加者を選んだ。
帯刀洋亮さんのリンゴ園でオリエンテーションを実施。園主の帯刀さんは「農業に関心を持つ多くのみなさんに参加いただけて嬉しい。楽しんで作業して欲しい」とあいさつした。
オリエンテーション後、帯刀さんが摘果作業のポイントなどを説明。摘果のコツを「果柄を指で挟み手前に折るようにするとうまく落とせる」と説明。参加者は、初体験の摘果作業に苦戦しながらも、家族で写真を撮るなど作業を楽しんでいた。
栽培する品種はリンゴ中生種のシナノスイート。今後、9月に葉摘み作業と果皮にオリジナルシールを貼り、10月に収穫する予定。
同市穂高の林依茉ちゃん(7)は「実がポロポロ取れて楽しかった。甘くて大きいリンゴになって欲しい」と笑顔を見せた。

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