諏訪市の諏訪大社上社の「御田植祭」が6月2日、諏訪市の藤島社横の斎田で行われた。白装束に赤いたすき、すげがさを身に着けた早乙女23人が五穀豊穣に祈りを込め、うるち米「スワヒカリ」の苗を植え付けた。
早乙女は、諏訪市、茅野市、富士見町、原村の10~20代の未婚女性から選ばれた。この日は、上社本宮での奉告祭の後、斎田に移動し神事を行った。早乙女たちは横一列
に並び、素足で水田に入って一株ずつ丁寧に苗を植えていった。
終盤に強い雨が降ったものの早乙女たちは最後まで奉仕し、諏訪市の上田千紘さん(21)は「神様にお供えするお米を植えるという責任ある役目だったので、とても緊張した。おいしいお米になるよう心を込めて手植えできました」と話した。