シナノゴールド摘果交流会 安全安心な農産物を実感

JA上伊那
純好さん(中)に摘果作業を教わる生活クラブ組合員
純好さん(中)に摘果作業を教わる生活クラブ組合員

JA上伊那と生活クラブ長野単協消費委員会は5月23日、宮田村の清水農園でシナノゴールド摘果交流会を開いた。交流会には県内各地の生活クラブの組合員15人が参加し、摘果作業を体験。生産者と交流を深めながら、リンゴ栽培について学んだ。
交流会は生活クラブの組合員が実際に現地を訪れ、作業を体験することで「安全で安心な農産物」を実感してもらうことや食材への関心を高めることが目的。2009年に始まり、生産者と消費者のお互いの顔が見えると好評だ。
この日参加した組合員は、園主の清水純好さん(77)里美さん(75)夫婦やJA果実担当職員らに残す果実の見極め方を教わりながら作業。中心果を残しながら、剪定ばさみで一つずつ丁寧に摘果した。
また、昼食には上伊那産のきのこなどが入ったカレーライスや里美さんが地元野菜をふんだんに使って作った豚汁、清水農園のリンゴジュースがふるまわれ、参加者は上伊那産の農産物を味わいながら、交流を深めた。
毎年参加している友達に誘われ、今年初めて参加したという箕輪町の組合員は「大きいリンゴが当たり前だと思っていたが、摘果をして大きくしていると知った。なんでも当たり前と思わず、感謝しなければと改めて感じた」と話した。
純好さんは「栽培面積が広いので、作業を手伝っていただけて助かる。皆さん、楽しんで作業してくれて、交流も深められてありがたい」と話した。
11月には収穫交流会を開く予定だ。

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