入学したらよろしくね 保育園年長園児が合同作業

JAみなみ信州
園児と一緒にサツマイモ苗を植える青年部員(長野県飯田市で)
園児と一緒にサツマイモ苗を植える青年部員(長野県飯田市で)

飯田市伊賀良地区の4つの保育園(殿岡保育園、中村保育園、伊賀良保育園、育良保育園)の年長園児75人が5月21日、同市三日市場にある「にこにこ農園」でサツマイモ「紅あずま」の植え付けを行った。JAみなみ信州青年部伊賀良支部が支える食育活動で、次年度伊賀良小学校へ入学する年長園児の交流の場として毎年行い、20年以上続く取り組み。部員9人と同JA伊賀良支所職員5人も参加した。
この日は伊賀良保育園と殿岡保育園、中村保育園と育良保育園の園児が二人一組となり、部員が準備した畝に張られたマルチに穴をあけ苗を植えた。「どのくらい掘るの?」と園児からの問いかけに「もう少し深く掘ってね」と答えるなど会話を楽しみながら交流した。植え付け後にはペットボトルでたっぷりと水をあげサツマイモの成長を願った。
同部の熊谷祐介支部長(39)は「園児たちは暑い中一生懸命作業をしてくれた。自分たちが育てたサツマイモを収穫し食べる事で、楽しみながら農業に触れあい食や農に興味を持ってもらえたらうれしい」と話した。
中村保育園の松下典子園長は「来年小学校で一緒になる子どもたちが交流し仲良くなれる貴重な機会をつくっていただきありがたい。子どもたちも楽しみにしている行事で、皆で協力しいきいきと作業していた」と話した。
同支部ではJAと地域のつながりづくりとして伊賀良保育園、中村保育園でのサツマイモづくりも支援しており、各園でも植え付け作業を行った。収穫は10月を予定し、子供たちは収穫を楽しみにサツマイモの成長を見守っていく。

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