JA信州諏訪原村野菜部会は5月24日、原村のJA原村営農センターセルリー集荷所で原村野菜集荷所開きを開いた。生産者、行政・市場・輸送関係者、JA役職員ら約110人が出席。出荷シーズン本番を前に、皆で意思統一を図った。
同部会では2024年度、野菜全体で出荷数量123万ケース、販売高29億2千万円の達成を目指す。24日現在は、セルリー、ブロッコリー、ホウレンソウなどさまざまな農産物の出荷が始まっている。
この日は、市場関係者が各市場の野菜情勢や消費動向について説明した。事務局の職員が出荷時の注意点や集荷時間など、同部会の今年度の申し合わせ事項を確認。鏡開きの後、懇親会で親睦を深め、1年の順調な生産販売を願った。
同部会の中村武彦部会長は「いよいよ野菜の出荷が本格化する。天候不順や生産コスト上昇など課題はあるが、生産者一丸となり市場に安定的に高品質な野菜を届けていきたい」と決意を述べた。
小平淳組合長は「昨年度は厳しい栽培環境のなか、優れた技術で品質の高い農産物を出荷いただき感謝申し上げる。今年度も多くの農産物を出荷いただき、実りのあるよい秋が迎えられるよう、JA全体で取組んでいく」とあいさつした。