洋風仕出し折詰「カーネーション」「トルコギキョウ」販売開始

JA信州諏訪
6月中旬から販売開始する2種類の洋風仕出し折詰
6月中旬から販売開始する2種類の洋風仕出し折詰

JA信州諏訪の生活関連子会社「株式会社あぐりライフ信州諏訪」は6月中旬から、同社初めてとなる洋風仕出し折詰の販売を開始する。地域住民の試食アンケート結果をもとに作り上げた「カーネーション」(1人前4000円、税別)と、こだわりのメニューを取り揃えた「トルコギキョウ」(1人前6000円、税別)の2種類がある。“どんなシーンでも、誰にでも「おいしい」と言ってもらえる折詰”を目指して作った渾身の商品ができあがった。
同社の仕出し料理は和食だけで、商品のバリエーションに課題があった。洋食も用意することで幅広い世代からの需要に対応し、冠婚葬祭などさまざまな場面で注文してもらいたい考えだ。
和食の仕出し料理の商品名を「木」の名前で統一していることから、洋食は「花」の名前とし、JA主力品目であるカーネーションとトルコギキョウを選んだ。花言葉も「暖かい心」「感謝」など縁起が良く、商品の飛躍に向けた願いもこもっている。
「カーネーション」は2月、初の試みとして、同社が企画したイベントの参加者に開発中の折詰を配布し、価格や味、改善してほしい点などのアンケートに答えてもらった。参加者から「ローストビーフとバターライスは分けてほしい」という意見を受け、それぞれ別に盛り付けるなど同社で一つ一つの意見と向き合って改良した。メニューは「カニクリームコロッケ」「キャロットサラダ」「三元豚ローストポーク」など14種類。
「トルコギキョウ」はより豊富な品揃えで、それぞれ試作を重ね、味付けにこだわった。メニューは「パエリア」「スモークサーモン」「有頭エビフライ」など16種類。
同社催事課の中山澄男課長は「洋食はお皿で食べる料理と言われ、弁当にまとめるにあたりメニューの選定・味つけに苦労したが、試食アンケートが大変参考になり、商品化にこぎ着けることができた。2種類とも自信作なので、皆様が集まる機会にぜひ注文いただきたい」と呼びかけている。

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