JA上伊那野菜部会は5月14日、管内3会場でピーマンの栽培指導会を開いた。このうち、箕輪町の箕輪野菜集荷場で開いた講習会には12人が参加。担当指導員が栽培管理や防除について説明。合わせて定植用の苗を配布した。
ピーマンはほかの果菜類に比べ病害虫の発生が少ないため、低農薬で栽培しやすい野菜。管内では7月から8月にかけて収量が多くなる「京ひかり」と初期生育が緩やかで9月以降に収量が多くなる「かがやき」の2つを出荷品種としている。
講習会では定植について、低温になると生育が悪くなるため午前中から午後2時までに行ってほしいと説明。また、前年度は高温干ばつの影響を受け、水分不足により実が小さく軽量となったため、適度なかん水を行うことを呼びかけた。
担当指導員は「ピーマンは土壌水分が多いほうが生育や収量は良くなるが、過湿には注意してほしい」と話した。
JAでは今年度13000ケース(4.5キロ箱)、販売高1800万円を目指す。