ズッキーニ栽培講習会 ウイルス病対策を

JA上伊那
防除について説明を聞く生産者
防除について説明を聞く生産者

JA上伊那野菜部会は5月10日、管内5会場で令和6年度ズッキーニ栽培講習会を開いた。栽培が本格化する前に毎年開催。担当指導員が育苗や栽培管理、防除などについて説明した。
2023年度の出荷数量は約62000ケース(2キロ箱)。高温干ばつの影響を受けたものの、8月下旬から9月上旬の出荷が前年を大きく上回り、前年対比で116%となった。24年度は上伊那全体で約7ヘクタールで作付け。約79000ケースの出荷を予定している。
伊那市の同JA富県支所野菜集荷場で開いた講習会には生産者5人が出席。ズッキーニは特にウイルス病が発生しやすいため、担当指導員は「防除のほかに草刈りなど圃場周辺の整備も合わせて行ってほしい」と呼びかけた。
また、過去に発芽不良が発生し生育に影響が出たことから、今年1月に実施した2品種(グリーンボート2号とゼルダ・ネロ)の発芽調査結果を報告。両品種とも高い発芽率となったため、生産者には次年度に向けた栽培品種選定の参考にしてもらう。

MENU