育てる苦労・収穫の喜びを感じて 親子ふれあい農業塾開講

JAグリーン長野
定植作業にチャレンジする児童と生徒
定植作業にチャレンジする児童と生徒

JAグリーン長野は、長野市の長野県更級農業高校と連携し、「親子ふれあい農業塾」を2024年も開講した。次世代への農業理解の醸成をめざした毎年好評を得る企画。小学生とその保護者を対象に、今年は新規受講生とリピーターの10組が受講した。
初回は5月18日、篠ノ井のほ場で開催。受講生1家族につき1区画を持ち、同校3学年アグリネットワークコース15人の生徒を講師に畝立て、ジャガイモの定植、エダマメの種まき、サツマイモ苗の定植に挑戦した。畝立てでは体よりも大きい鍬を持って講師や保護者の力を借りながら高さ10センチ程度の畝を完成させた。畝立て初挑戦の子どもは「疲れたけど楽しくできた」と笑顔。保護者の女性は「昨年参加出来なかったのでとても楽しみにしていた。子どもと野菜を育てる楽しさを体感したい」と話した。講師を務めた生徒は「初めは緊張したけれど、(子どもたちが)積極的にやってくれるようになって嬉しかった。これから水管理などをやってもらって、無事に収穫を迎えてほしい」と祈った。
作業を前に開いたオリエンテーションでは、受講生や生徒のほか、ほ場の提供や水田作業を支援するNPO法人風とみどりの会、JA職員が出席。石坂裕一営農販売部長は「農作業の苦労や収穫の喜びをぜひ感じていただく機会になれば良い」とエールを送った。塾は全6回を予定している。

MENU