JA上伊那はプライベートブランド「伊那華の」シリーズより初の米粉商品「伊那華の米粉みるくろうる」を5月11日に発売した。消費が落ち込んでいる米や牛乳の消費拡大が目的。発売に先立ち5月8日、伊那市のJA本所で記者会見を開き同JAの西村篝組合長ら役員3人が新商品をPRした。
「伊那華の米粉みるくろうる」は2023年の春より開発に着手。米粉の風味を生かしつつ舌触りをよくするため、きめ細やかさにこだわり、それ合わせたクリームの甘さや濃度など、何度も試作を重ねてきた。試作品はJA役職員のほか、生活部会など組合員にも試食してもらい意見を集約。米粉でしか出せない食感や牛乳の味わいを引き出した。
生地には上伊那産コシヒカリを製粉した米粉と上伊那の若手酪農家が企画・開発した「酪農家のおもてなし牛乳」を使いもっちり食感に。クリームは地元のすずらん牛乳を使用した濃厚な味わいに仕上げた。また冷凍商品のため、半解凍でシャリシャリとした食感が味わえ、全解凍で本来のもちもち食感が味わえる。
記者会見で西村組合長は「ぜひ食べていただき、米農家、酪農家を支援してほしい」と話した。
「伊那華の米粉みるくろうる」の価格は1000円(税込)。同JAの農産物直売所や管内のA・コープ店、ファミリーマートJA店で販売するほか、JA全農が運営する産地直送通販サイト「JAタウン」でも同日より販売を開始した。