りんご摘果講習会 効率的な摘果で良いりんごを残して

JA上伊那
効率的な摘果を呼びかける講習会の様子
効率的な摘果を呼びかける講習会の様子

JA上伊那営農経済部は5月2日~13日にかけてりんご摘果講習会を開いた。このうち5月7日、箕輪町の園地で開いた講習会には9人が出席。JA担当指導員が摘果作業について説明した。
今年は開花期間中の気温が20度を超える日が多く、開花から満開になるまで一気に進んだ。昨年の夏場の高温干ばつの影響と思われる、花芽のとんでいる樹や花芽の生育不良、貯蔵養分の低下で対凍性が落ちたことによる凍害が各所で確認されているが、十分な着果量となっている。
講習会では現在の状況を踏まえ、摘果については積極的に作業するよう説明した。摘果は満開後1ヵ月以内に行うことが望ましいため、樹勢に応じた適正着果量の目安、品種別の摘果作業の優先順位などを図や表で説明。また、摘果剤も効きやすい品種から使えない品種まであるため、摘果剤と手作業による効率的な摘果を呼びかけた。
JA担当指導員は「今年は凍霜害もなくしっかりと果実が着いている。時間に追われる作業となるが、効率的な摘果で良いりんごを残してほしい」と話した。

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