あぐりクリエイト信州諏訪の田植え始まる 地域の手本となる農業を実践

JA信州諏訪
あぐりクリエイト信州諏訪が管理する田んぼで行った田植え
あぐりクリエイト信州諏訪が管理する田んぼで行った田植え

JA信州諏訪の子会社「あぐりクリエイト信州諏訪」は5月14日から、富士見町で田植えを始めた。高齢化で離農した生産者から借り受けた田んぼ133枚(計28.4ヘクタール)で「あきたこまち」を栽培。農地を守り、地域の手本となる農業の実践を目指し、社員らは日々汗を流している。
同社は農地保全や農業生産力の維持を目的に設立し、2024年で12年目となる。水稲のほか、遊休農地や耕作放棄地を借り受けソバ、キャベツを生産。就農希望者や若手のJA職員が農業を学ぶ場としての役割も果たしている。
今年度は、最新式の6条植え田植え機1台を新たに導入。地域の農業活性化と収益確保につなげる考えだ。
この日は、同社員・委託生産者・JA職員計8人が分担し、それぞれ代かき、田植えを行った。代かきはトラクターでまんべんなく土を砕き、田んぼの状態を整えた。田植えは軽トラックを畔の脇に着け、手分けして育苗箱を運び、田植え機にセット。手際よく進めた。田植えは、25日までに終了する計画だ。
同社の小池成人専務は「今年も多くの田んぼを管理するので、効率よく作業を行いたい。JA組織として、地域の手本となる農業をめざす」と意気込みを語った。

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