JAグリーン長野穀物部会は5月8日、長野市篠ノ井のグリーンパレスで設立後2回目となる定期総会を開いた。部会員20人とJA役職員、JA全農長野、長野農業農村支援センター、農薬メーカーなどが出席。2023年度の部会活動を振り返り、24年度の活動方針の確認と、部会への意思結集を図った。
穀物部会は2022年度に結成した組織で、個人生産者のほか、大規模で米穀生産を行う法人や集落営農組織などが加入する。研修会、勉強会等を通じ、技術や知識、課題への対策など情報共有を図り、互いの生産量・品質向上につなげること、部会員間の連携強化による地域の米穀の生産量の維持・拡大につなげることを目標としている。23年度は高温による品質低下、コムギにおいては病害の発生など生産者にとって厳しい環境が続くなか、部会として研修会を行い、対策法の共有や情報交換をしながら、品質の維持や経営所得の安定化につなげてきた。24年度は、新型コロナ対策でできなかった「視察研修」の開催も検討しながら、消費者ニーズにに沿った栽培品目の検討、栽培技術の向上に取り組んでいく考え。部会長に再任した後藤貴史部会長は「雑草等が問題となってきているが、これへの対策も穀物部会員が発信できるよう、皆さんといろいろなチャレンジをして、有意義な活動につなげていきたい」とあいさつ。栗林和洋組合長は「大型農機を扱う方も多い部会であるので、農作業事故に気を付け、作業を進めていただきたい」と農作業安全とますますの部会員の活躍を願った。