シャクヤク 適期収穫を

JAグリーン長野
生産者の質問に答える営農技術員
生産者の質問に答える営農技術員

JAグリーン長野花き部会シャクヤク専門部の「シャクヤク」が5月中旬、出荷の最盛期を迎える。施設による促成作型は4月27日から、露地作型は出荷講習会を境に出荷が本格化。「花の日」需要なども含め、品質統一による出荷拡大につなげたい考えだ。
同専門部では5月7日、JA施設2会場で講習会を開催。長野市篠ノ井の東部青果物流通センター会場には生産者とセンター職員20人が出席し、出荷物を見本に規格や荷造り、今後の管理の注意点を確認した。今年は暖冬から一転、生育期に低温が続いたことで生育は平年並みに落ち着いたが、収穫期目前の一時的な高温で急激な茎葉の伸長やわき芽の発生などがあり、作業が急がれた。注意点として営農技術員は、講習会後に10℃台から一気に25℃以上の日が続くことも含めて、頻繁にほ場に行って花蕾の状態を確認し、花色が見える程度の固さで収穫し、咲き過ぎによる出荷ロスを防ぐことを呼びかけた。生産者は、「蕾が小さめものもあるけれど出荷までにもう一回り大きくなって収穫を迎えられれば良い」と話した。
JA営農技術員によると出荷のピークは露地作型の出荷最盛期は5月第3週(5月20日以降)頃を見込み、90,000本の出荷をめざす。

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