りんご栽培管理(摘花)講習会 積極的かつ効率的な摘花を

JA上伊那
手作業での摘花を確認する生産者
手作業での摘花を確認する生産者

JA上伊那営農経済部は管内各地でりんご栽培管理(摘花)講習会を開いた。このうち北部地区では4月19日~25日に開催。25日、伊那市の園地には生産者12人が参加し、JA担当指導員から結実確保や摘花について説明を受けた。
今年は3月の低温の影響により、生育が徐々に足踏みを始め、管内最南端の中川村ではりんご「ふじ」の発芽が4月1日と前年対比で12日遅くなった。今のところは低温による品質低下等の影響はみられていない。
講習会では手作業で行う摘花を実演。品種によっては薬剤での摘花も可能なため、散布時期や目安などを説明した。結実確保についてはミツバチ導入期間中の殺虫剤や除草剤の散布を控えること、盗難や事故防止のため、人目につきにくい場所へ設置することなどを説明した。
担当指導員は「積極的かつ効率的な摘花作業で貯蔵養分のロスを減らし、果実の肥大などに努めてほしい」と呼びかけた。

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