「お手伝いさん」を育成

JAグリーン長野
リンゴの花摘みに挑戦
リンゴの花摘みに挑戦

(一社)長野市農業公社は4月22日・23日、長野市若穂のJAグリーン長野若穂果実流通センターで「農作業お手伝いさん」の講習会を開いた。22日午前は新規お手伝いさん希望者4人が出席し、「リンゴの摘花」や「脚立の扱い方」などをJA営農技術員から学び、脚立を使った摘花作業の実技にチャレンジした。出席した男性は、「定年を機に時間ができたので、農作業にチャレンジしたいと思った。親戚の果樹の農作業は手伝ったことはあったが、初めて知ったことも多いので、農家さんの役に立てれば良い」と意気込んだ。JA営農技術員は、「脚立から落下してケガをすると何より自分が一番損をしてしまうので、十分に気を付けながら生産者さんの力になってほしい」と激励した。
午後と翌日には継続者(お手伝いさん)を対象に確認の意を含めて同様の講習を実施。お手伝いさんは、希望する果樹農家に4月下旬から順次派遣を予定。また、新規お手伝いさん希望者は5月の摘果作業の実技講習会も行い、適正により6月より派遣をスタートする。
「農作業お手伝いさん」事業は、お手伝いさんのなり手不足や継続者の高齢化により、生産者からの派遣要請に対し、供給人数や日数が追い付かない状況。公社とJAでは、引き続き「農作業お手伝いさん」の希望者を募りながら、生産者の労働力支援につなげたい考えだ。

MENU