菜の花プロジェクト安曇野 黄色鮮やか菜の花祭り楽しむ

JAあづみ
満開の菜の花畑で合唱を楽しむ会員ら
満開の菜の花畑で合唱を楽しむ会員ら

JAあづみ管内の地域内でつくるNPO法人「JAあづみくらしの助け合いネットワークあんしん」のグループの一つJAあづみ生き活き塾「菜の花プロジェクト安曇野」は4月20日、安曇野市豊科の安曇野スイスハイジの里西側にある菜の花畑で、「菜の花祭り」を開いた。菜の花を咲かせた喜びを会員らで共有するため毎年開催している。
約15アールの菜の花畑に生き活き塾の会員ら40人が集まり、満開の菜の花を鑑賞しながら童謡唱歌の合唱や健康体操を楽しんだ。また、菜の花を鑑賞しながら気軽に立ち寄れる場所を作りたいと26日まで初めて菜の花カフェを開いた。畑を訪れた観光客を誘ってお茶飲み話に華が咲いた。
同プロジェクトは、安曇野の休耕田を黄色に染めようという運動から始まり、「おいしい油を食べたい」という思いで22年前から菜種やヒマワリを原料に食用油を作っている。さらに安全で安心できる油を地元の子どもたちに食べてほしいと2004年からは毎年、管内の学校給食センターに贈っている。
今後、菜の花は6月に刈取り、はぜ掛けする。干して、叩き種を採りだす。種はふるいにかけてゴミを取り除き、仕上げにとあうりを使って選別し、乾燥させる。9月頃に精油する予定だ。
同プロジェクト代表細萱富子さんは「今年は気温が上がらず、菜の花の成長を心配していたが、お祭り当日に満開になって安心した。これから刈取り、菜の花たたきと作業が大変だが、おいしい油を作りたい」と述べた。

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