畜産技術継承の場を 肉牛枝肉研修会を開催

JA松本ハイランド
真剣な表情で枝肉の品質を確かめる参加者
真剣な表情で枝肉の品質を確かめる参加者

JA松本ハイランドは4月16日、松本市の長野県食肉公社で、肉牛枝肉研修会を開いた。生産者や関係者17人が出席。畜産生産者から出品された10頭の枝肉を品評し、ロース芯の霜降り具合や大きさ、各部位のバランス、色合いなど販売で重要とされるポイントを確認した。
この研修会は、生産者の情報交換と出荷品質向上を目的として毎年開催している。同時に行われた品評会では、最優秀賞に高原牧場、優秀賞に中原洋さんがそれぞれ選ばれた。
最優秀賞に輝いた高原牧場の代表、高原一文さんは「たくさんの仲間からいただいたアドバイスと家族の協力のおかげで栄えある賞をいただくことができた。今回の受賞を励みに仲間や家族とのきずなをより一層強め、消費者によろこばれる肉牛を出荷していきたい」と喜びを語った。肉牛部会の三村勉部会長は「年々生産者のレベルが上がっていることを実感している。日ごろ困っていることをみんなで話し合い、それぞれが持つ技術を共有し、次の代につなげていきたい。この研修がその足掛かりになったらうれしい」と話した。

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