生産者とJAで産地を守る 畜産・きのこの部会長らが表敬訪問

JAみなみ信州
力強く握手で今後の協力を確認した松下協議会長(中央左)
力強く握手で今後の協力を確認した松下協議会長(中央左)

5日にはJAみなみ信州畜産協議会、17日には同JAきのこ部会の役員が飯田市鼎の同JA本所を訪れ、同JAの寺沢寿男組合長に昨年度の同JA独自緊急支援対策に対するお礼と近況報告をした。今後も産地維持に向けて双方が協力していくことをそれぞれ確認した。同支援対策では飼料やきのこ出荷資材に対するものなど4項目で総額5,000万円の支援を行った。
同協議会の松下敏文協議会長ら3人は「こうした支援をいただくことで前を向き踏ん張ることができる」と感謝を伝えた。同協議会では同協議会や県が行う各共進会で優秀な成績を収めるなど、生産者同士が切磋琢磨し品質・生産技術向上に努めている。地域のイベントで南信州牛や南信州銘柄豚を提供するなど消費拡大にも取り組んでいる。松下協議会長は「今後も地域の畜産業を守り未来へ繋いでいくよう励んでいきたい」と決意を話した。
またきのこ部会の伊藤敏光部会長は「苦しい状況が続いているが、生産を続け産地を守ることができる」と支援への感謝を述べた。比較的若い生産者が多く結集力が強いきのこ部会では、品種の変更やパッケージを一新するなど選ばれる産地を目指した取り組みにも力を入れている。伊藤部会長は「この難局を乗り切るため部会としても努力を続ける。今後も継続した支援をお願いしたい」と要望した。
寺沢組合長は表敬訪問を受け「それぞれの産業が置かれている厳しい情勢はよく理解している。JAや地域にとってなくてはならない産業を守るために今後も情勢を考慮しながらできる限りの支援を行い、産地維持に努めていく。共に頑張りましょう」と話した。

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