きのこ部会定期総会 高品質のきのこ生産を目指す

JA上伊那
部会員に呼びかける榑沢部会長
部会員に呼びかける榑沢部会長

JA上伊那きのこ部会は4月12日、伊那市のJA本所で2023年度の通常総会を開いた。部会員や職員24人が出席。23年度事業報告や24年度事業計画など4議案を承認した。
23年度は、生産コストの高止まりで厳しい経営状況が続く中、重点市場との販売促進会議や消費宣伝会を再開。JA農産物直売所のイベント時にきのこ汁の配布を行うなど対外活動に取り組んだ。また、培養・生育期間が短く、ブナシメジ特有の苦みが少ない品種への種菌切り替えや、さらなる品質向上を目指し生産者による新品種の試験栽培などを進めた。
同部会では引き続き「異物混入ゼロ、安全・安心・高品質のきのこ生産」を重点目標として活動。棚持ちの良いきのこなど、市場や消費者から求められる品質の確保に努めるとともに、培養・育成ロス1%以下を目指しコスト削減を図る。
同部会の榑沢春幸部会長は「コロナ禍が明けて徐々に活動ができるようになってきたことで、いい方向に向いてきている。今年度も品質の良いきのこを作り、新たな売り場や単価の確保につなげていこう」と呼びかけた。

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