昨年単価をめざす パセリ出荷目合わせ

JAグリーン長野
ほ場巡回で出荷直前の状況を確認
ほ場巡回で出荷直前の状況を確認

JAグリーン長野野菜部会葉洋菜専門部で「パセリ」の出荷が4月19日からスタートした。今年は4戸の生産者が4月下旬から7月にかけて、1500kgの出荷をめざしている。
出荷を前に17日に長野市松代町の松代農業総合センターで講習会を開催。出荷者4戸と出荷検討者が参加し、出荷規格を確認するとともに、各戸の出荷開始予定日を営農技術員が確認した。昨年度は新型感染症の類型変更に伴い、需要が拡大したことや生産者のJAへの適時の出荷情報提供による市場への売り込みなどが功を奏し、取引価格が前年145.5と高単価で販売が進んだ。営農技術員は、少数精鋭の利点を生かし、昨年同様、出荷量や出荷日の適時の情報提供と、生産者間の品質統一を要請。講習会後にほ場巡回を行い、生育状況や品質、ほ場ごとの課題などを共有し、改善点について情報交換し、出荷への意欲を高めた。生産者は、「4月から5月の需要期の出荷に力を入れていくので、昨年の価格を維持できるようにぜひ頑張っていただきたい」と期待を寄せた。
あわせて、JAでは生産量の維持・拡大をめざし、新規生産者の確保に向けて声がけも行っていきたい考え。

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